こんにちは、デザイナーの西山 将平(@24sy___)です。
デザインを学び初めた頃は、どのWebフォントを使えば良いのか、いまいち分からないことが多いですよね。
本記事では、作りたいデザインの雰囲気に合うように、フォントの持つ印象ごとにフォントをご紹介してます。どのWebフォントを使えば良いのか迷ってる方に、参考になると思います。
GoogleとAdobeが開発した、視認性も高く美しいフォントです。こちらは数少ない日本語に対応しているGoogleフォントで、Googleフォントの中で1番使いやすいフォントです。
おすすめポイントフォントウェイトは7種(Thin 100, Light 300, DemiLight 350, Regular 400, Medium 500, Bold 700, Black 900)と豊富に用意されていて、他のNotoフォントファミリーやRobotoと組み合わせて使うことを想定しているそうです。
様々なデザインに馴染みやすいので非常にオススメのフォントです。
Googleのデザイナーが開発したフォントで、AndroidやChrome OSのシステムフォントに採用されており、「マテリアルデザインのデザインガイドライン」でも利用が推奨されています。
ベーシックでGoogleフォントの中で「最も人気のあるフォント」です。
Open Sansは、ニュートラルでありながら親しみやすい外観で設計されています。このフォントも「Roboto」と同じく可読性が高い読みやすいフォントなので、こちらもオススメです!
古典的なプロポーション(特に大文字で表示)を使用して、文字の形に馴染みのある調和と優雅さを与え、洗練されたサンセリフの外観を作成したそうです。
半円形の文字のディテールがフォントに暖かさを与え、力強いタイプフェイスが安定性と真面目さの雰囲気を出しているフォントです。
高級感があって、お洒落なフォントですよね。
1920年代の幾何学的なサンセリフデザインに触発され、ヴィンテージ感のある幾何学的でエレガントさを出したデザインになっています。
おすすめポイントJosefin Sansは有料フォントの「Futura」に似ていることから、多くのデザイナーが使用しているお洒落フォントの一つです。
オズワルドは、「オルタネイトゴシック」サンセリフ書体で歴史的に表現されたクラシックなスタイルを再加工されたフォントです。
Oswaldは有料フォントの「DIN」に似ていることから、こちらも多くのデザイナーが使用しているお洒落フォントです。
タイプフェイスは縦長で美しく、デザイン性の高いフォントだと思います。
ベーシックなフォントに比べて横幅のある特徴的なフォントです。名祖のブエノスアイレスのモントセラトに住んでいるJulieta Ulanovskyによってデザインされたそうです。
フォントサイズを小さくしても見やすいので、情報の見やすさを確保したい時に使えそうなフォントですね。
Promptはタイ語とラテン語の書体です。シンプルで幾何学的で、広いプロポーションを持つので、Webサイトだけでなく、雑誌や新聞、ポスターなどの印刷用途にも適しています。
全体的に丸みを帯びたフォントで、見ていて可愛らしい印象を受けます。太字がインパクトがあるので、ワンポイントで使いたいフォントです。
PT Sansは、20世紀後半のロシアのサンセリフタイプに基づいてデザインされていますが、同時に現代の人文主義的なデザインの特徴を備えているフォントです。
一見ベーシックなサンセリフに見えますが、細部に工夫や美しい曲線が加えられているのが印象的です。
個人的にPT Sansの「g」のタイプフェイスが好みです。丸みを残しつつ、全体的なバランスの良さが素敵だと思いました!
UbuntuはOpenTypeベースのフォントファミリーで、現代的で人間的なタイプフェイスとしてデザインされているのが特徴です。
「f」「t」「r」「u」など線が途中で分断されている見た目になっているので、少し可読性に難がありますが、タイポグラフィで魅せるときにかっこいいデザインになりそうですね。
Loraは書道にルーツを持つバランスの取れた現代的なセリフで、 本文によく適したコントラストのテキスト書体です。
Googleフォントの中でも人気のあるセリフフォントで、画面と印刷の両方で読みやすいようにデザインされているのも特徴の1つです。
Cinzelは、1世紀のローマ時代の碑文に触発された書体で、現代的な雰囲気も取り入れつつ、古典的なプロポーションに基づいていデザインされたフォントです。
高級感のあるフォントでかっこいいですよね!フォント自体に華があってデザイン性が高くて素敵だと思いました。
本当に自分自身が気に入って使っているフォントを選んだので、今回の記事で紹介したフォントがサンセリフ体ばかりで、セリフ体が2種類のみになってしまいました。
普段サンセリフ体を使いがちなので、今後はセリフ体も積極的に使っていきます。今後もオススメのフォントを追加して徐々にアップデートしていきますので、乞うご期待を!
皆さんのフォント選びの参考になったら幸いです。
1997年兵庫県生まれ。関西学院大学理工学部に在学中、デジタルハリウッド本科UI/UXD専攻に入学。1年間のWスクールを経て、2020年にAID-DCC inc. 入社。Web制作から体験型コンテンツまで様々なプロジェクトに関わる。現在は、PLAID inc. にてデザイナーとして活動中。ユーザー起点のデザインが得意。
デジタル領域のサービスのプロダクトデザインを中心としたデザイン業務を、随時お受けしています。お仕事のご依頼・クリエイティブに関するご相談など、お気軽にお問い合わせ下さい。
通常3日以内にご返信いたします。